シレンの部屋

 ところがこの16連戦、これだけ課金装備揃えてても普通に勝てないと来た。具体的には五番目の「審判の影鬼」までは難なくゴリ押しで行けたんだが、六番目の「審判のトゥースフラワー」 こいつがクソゲー。ノックダウンで気絶させたあとに四桁ダメージ連発してきやがるこの野郎。ノックダウンに対抗できる手段が無い現状でどう対処しろと…… あ、そうか小生にはアラワニMAPで培った対ノックダウンの有効な戦法があるじゃあないか。つーわけでワニザメ戦の経験を生かしなんとかトゥースフラワーはクリア。

 審判のブラスナイト以降は特に苦戦する敵もなく順調に進むが、審判のイエティ戦において敵の防御力の高さに若干「……ん?」となる。もしあの時ベジータが横にいたらきっと「ここからが本当の地獄だ……」と言ってくれたに違いなかった。

 11番目・審判のエダックス。ここらへんから敵の防御力が頭おかしいことになってくる。先述の通り呪いの指輪で超火力を持っているはずの小生の攻撃が、なぜか200ちょいしか通らない。ROに例えると多分意気揚々と+10QTアックスを作ってレイド狩りに来たのに30ダメージしか通らなかったみたいなそんな雰囲気だと思うが多分だいぶ違うな。違うゲームのことを表現するのって難しい。
 この時点で、小生の攻撃を200ダメに抑える敵なんて今まで出会ったことが無くて大変驚いていたのだが、小生は知る由もなかった、以降この硬さが標準になっていくということを……。

 13番目・審判のマダムシフォン。トゥースに続く鬼門その2。先ほどのエダックスは防御力がおかしいだけで、攻撃は大したことなく苦戦はしなかったのだが、このクソババア攻撃力も防御力もそろって狂ってやがるときた。小生の攻撃を200前後に抑えながら、向こうの攻撃はなんか9000とか12000とか(小生の最大HPは6kです)。ここらへんから製作者達の脳を心配し始める小生であった。

 14番目・審判のプレヤ。鬼門その3にして小学生が考えた「ぼくのつくったさいきょうボス」その1。直接攻撃なら、敵の命中率を下げられる小生にとって、そこまで致命的に怖くはない。……のだが、2kも3kも食らうような超威力の魔法を秒単位で連射されたら小生じゃなくても誰だって死ぬわタコ!
 どうも魔法を使う距離と使わない距離があるような気がするのだが、そんなモンあったとしても鯖の機嫌が悪いと微調整なんかできたもんじゃねーや。この辺からあまりの理不尽さにアンリアルゲーマー化し始めてきたのでキワミソングを聴いて心を平静にする。落ち着いて空耳を読むんだ…… おとりよせ……ゴブリン……バット……けんちゃん……

 15番目の審判のクルツは癒し系。たん・た・たらりら・たん♪